オフィス内で書類やファイルを収納する書庫・キャビネット。
書庫・キャビネットは日々当たり前のように使うものですが、働く人が使いやすいように設置場所の工夫やデザインにこだわりを持つことが大切です。
オフィス家具は収納とレイアウトの両面を工夫することで、より高い機能性を発揮します。
当記事では、オフィスがより快適になる書庫・キャビネットの用途について解説します。
業務に追われると書庫・キャビネットの収納やレイアウトは後回しになりがちですが、すっきりさせることで仕事のモチベーションや効率がアップし、売上やサービスの向上にもつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
書庫・キャビネットでできるオフィスの工夫!用途別にご紹介
書庫・キャビネットの使い方の工夫でオフィスをより快適に
書庫・キャビネットに収納する物はわかりやすく、そして書庫・キャビネットのレイアウトにも配慮が必要です。
共有のファイルや個人のデスクで収納できない大きさの書類を保管
オフィスには複数人が共有して使うファイルがあります。
書庫・キャビネットには共有のファイルや個人のデスクには収納できない大きさの書類を保管します。
共有のファイルには誰が見てもすぐにわかるようなラベリングをすることがおすすめです。
ラベリングをすることで、ファイルを置く場所だけでなく視覚的に書庫・キャビネットを使いやすくします。
また、個人のデスクに付属している引き出しでは収納することが難しい、B4サイズ以上のファイルや図面などを収納したい場合にも、書庫・キャビネットがあると便利です。
書庫・キャビネットでオフィスの動線の整理
書庫・キャビネットは壁付け以外に空間の中央付近に背中合わせで設置して、間仕切りのようにレイアウトすることもできます。
オフィス内のエリア分けに書庫・キャビネットを利用することで、空間のパーティションのような役割を果たします。
また、オフィス内の従業員がどのような経路を使って業務をしているかを事前に把握し、動線や通路幅を考慮することも大切です。
災害時のことを考え、間仕切りとして採用する書庫・キャビネットは、オフィスを見通せる高さ(120cm程度)以下のものをおすすめします。
書庫・キャビネットのカラーで空間にアクセントを
カラーバリエーションが豊富な書庫・キャビネットは、空間のアクセントとしても使えます。
オフィスのイメージに合わせたり、エリアによってカラーを変えたりと工夫をするのも楽しいですね。
色彩心理学では、レッドやオレンジなど暖色系の色には「時間がゆっくりと感じられる効果」があると言われています。
反対にブルーやグリーンなど寒色系の色には「集中力を高める効果」があります。
書庫・キャビネットを設置する場所に合わせてカラーを選ぶのもいいでしょう。
扉付きスチール書庫はカラーバリエーションが豊富です。
レッド、オレンジ、グリーン、ブルー、ブラック、ホワイト、グレーの7色からお選びいただけます。
回転式のハンドルを回さないと扉が開かないので、地震の揺れなどで扉が開いて物が飛び出す心配もありません。
インテリアコーディネーターの一言
従来の書庫・キャビネットはホワイトやグレーの製品が多く、オフィスが殺風景な印象になってしまいます。
書庫・キャビネットのカラーで空間にアクセントを取り入れるのもおすすめです。
- 商品名:扉付きスチール書庫(両開き3段下置き用奥行40cm)
- 価格:39,400円(税込)
- 外寸:幅880×奥行400×高さ1120mm
- サイズバリエーション:3段下置き用奥行40cm、5段下置き用奥行40cm、3段下置き用奥行50cm、5段下置き用奥行50cm
- カラー:ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、オレンジ、グレー、チャコールグレー
- 目安組立時間:30分(大人2名)
- 付属品:可動棚×2、鍵×2、連結ボルト
★★★★★5.0
扉付きスチール書庫(両開き3段下置き用奥行40cm)
自宅で子供用として購入しました。
学習机に収納されていたものが十分に納められ、容量は十分でした。
組み立ても非常に簡単で30分も掛からず設置できました。
色味も明るく部屋の雰囲気が明るくなりました。
2020年5月25日
★★★★★5.0
扉付きスチール書庫(両開き3段下置き用奥行40cm)
想像以上にお洒落でしっかりした作りの書庫でした。
2020年4月22日
書庫・キャビネットを快適に使うために気を付けたいこと
書庫・キャビネットをはじめとするオフィス家具を快適かつ安全に使用するために気をつけたいことをまとめました。
オープン型はお客さまなど社外の方に中が見えないように配置する
オープン型の書庫・キャビネットのメリットは、扉の開閉が必要なく物の出し入れがしやすいことです。
物の位置が一目でわかりやすいので、使用頻度の高いファイルなどの収納におすすめします。
しかし、ファイルなどには社外秘や個人情報が含まれることが多いため、お客さまなど社外の方に見せない配慮が必要です。
オープン型の書庫・キャビネットを採用する際はレイアウトの工夫をしましょう。
オープン型スチール書庫スリム(3段)は幅60cmのコンパクトな設計でデスク周りでも活躍します。
コンパクトながら棚板耐荷重は30㎏としっかりしているため、重量のあるファイルの保管も安心です。
サイズは2段から5段まで3パターンご用意しています。
デスク周りのごちゃつくオフィス用品をすっきり収納できるオープン型スチール書庫スリム(3段)
- 商品名:オープン型スチール書庫スリム(3段)
- 価格:16,990円(税込)
- 外寸:幅600×奥行350×高さ1110mm
- サイズバリエーション:2段、3段、5段
- カラー:ホワイト
- 目安組立時間:15分(大人2名)
- 付属品:可動棚×2
★★★★4.0
オープン型スチール書庫スリム(3段)
白いスチール棚はなかなか見つからず、この商品を見つけてすぐに購入しました。
組み立ては女性2人で行いましたが、スチール製なので、一つ一つの棚板が重いことと、組み立て説明が雑なため、時間と労力を要しましたが、スチール製で丈夫そうなので、購入して良かったです。
2022年4月27日
★★★★★5.0
オープン型スチール書庫スリム(3段)
リピートしてしまいました。
スチールなので重量物にも耐え多少乱暴に扱っても大丈夫です。
梱包も前回同様良くリードタイムも短く御縁が有ればまた利用します。
2021年10月31日
扉付きは扉の開閉スペースを考慮する
扉付きの書庫・キャビネットは鍵が掛けられ、セキュリティ面に優れていることがメリットとして挙げられます。
両開きタイプは扉をフルオープンできるので、庫内を見やすいことも特徴です。
ただし、書庫・キャビネットの前面に扉の開閉スペースを確保する必要があります。
扉を開けて物の出し入れをしていても、人の動線を妨げないかを事前によく考慮しましょう。
扉付きスチール書庫ワイド(両開き5段)はシンプルなデザインでどんなオフィスのインテリアにもぴったりです。
取っ手に出っ張りのないデザインは空間にスマートにおさまります。
前面に扉がある分、オープン型よりも強度が高いことが特徴です。
棚板耐荷重は50㎏あり、サイズは2段から5段までの3パターンをご用意しています。
開口部が広くてたっぷり収納できる扉付き扉付きスチール書庫ワイド(両開き5段)
- 商品名:扉付きスチール書庫ワイド(両開き5段)
- 価格:33,990円(税込)
- 外寸:幅800×奥行350×高さ1787mm
- サイズバリエーション:両開き2段、両開き3段、両開き5段
- カラー:ホワイト
- 目安組立時間:20分(大人2名)
- 付属品:可動棚×4、鍵×2
★★★★★5.0
扉付きスチール書庫ワイド(両開き5段)
希望する奥行きのサイズがなかなか無く、いろいろ探して鍵付きのこの商品を見つけることができました。
組み立ても問題無く、1人でも出来ました。2人だともっと簡単だと思います笑
2021年8月15日
書庫・キャビネットを設置する際は転倒防止策を
地震などの災害時には書庫・キャビネットが転倒する危険があります。
特に窓やドアなどの開口部は避難経路になるため、開口部付近に書庫・キャビネットを配置することは避けましょう。
また、壁付け以外に空間の中央付近に書庫・キャビネットを配置する場合は転倒時のことを考え、高さがあまりない書庫・キャビネットを採用することをおすすめします。
他にも転倒防止用の金具を使用することや上部に物を載せないなど、オフィス家具を設置する際には災害時に向けての注意が必要です。
書庫・キャビネットの設置場所は適切?
書庫・キャビネットは設置場所が重要なポイント
書庫・キャビネットは大型のオフィス家具です。
業務上必要なものですが、容量や設置場所を事前によく検討しておかないとオフィスの快適性が失われてしまいます。
下記に書庫・キャビネットで注意したい点をまとめました。
収納されている物が誰の物かを把握する
書庫・キャビネットを複数人で使用していると、収納されている物が誰の所有物かがわからなくなることがしばしばあります。
書庫・キャビネットに物を収納できる容量は決まっているため、空間を有効的に使うことが大切です。
仕切りやカゴなどを使って個人ごとに庫内のエリア分けをするや棚にラベリングするなどの工夫をすることをおすすめします。
書庫・キャビネットとデスクはトータルでレイアウトすることが大切
書庫・キャビネットを設置するにあたって、オフィスの通路幅や非常時の動線確保には十分配慮する必要があります。
扉付き書庫・キャビネットの場合、扉の開閉スペースと人が物を出し入れするスペースを考慮して135cm以上の通路幅が必要です。
また、オフィスでは書庫・キャビネットだけでなくデスクとトータルでレイアウトし、通路幅を検討する必要があります。
オフィス家具のレイアウトは快適なオフィスづくりの重要なポイントです。
書庫・キャビネットに収納されている物は定期的に見直しを
快適に書庫・キャビネットを使用するには、庫内を定期的に見直すことが大切です。
書庫・キャビネットは共有のオフィス家具であることから、いつの間にか不要な物が入り、そのまま収納されていることも珍しくありません。
近年は「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」を徹底する「5S活動」に取り組んでいる会社も多くあります。
日々の業務の中で書庫・キャビネットの整理に時間を割くことは難しいかも知れませんが、物が整理されていると業務の効率化にもつながるのでおすすめします。
書庫・キャビネットの活用でオフィスをより快適に
当記事では、書庫・キャビネットの用途についてお伝えしました。
書庫・キャビネットの用途を見直すことでオフィスのスペースや動線の改善にもつながります。
書庫・キャビネットは容量を考慮することはもちろん、レイアウトやデザインにも注視することが大切です。
おまかせオフィスは快適なワークスペースづくりのために高品質なオフィス向けオリジナル家具を企画し、欧州等で製造しています。
オフィス家具でスペースを快適に変化させたい!機能的なオフィス家具を探している!という方は、ぜひおまかせオフィスをご利用ください。
また、今回ご紹介した商品の他にもたくさんのオフィス家具を取り扱っております。
オフィス家具のご相談は随時受付しておりますのでお気軽にお申しつけください。
ぴったりなオフィス家具をご提案させていただきます。
この記事を書いた人
平井 千恵美(ひらい ちえみ)
フリーライター
保有資格:インテリアコーディネーター/マンションリノベーションアドバイザー/整理収納アドバイザー
1975年生まれ。大阪在住。
幼い頃に住んでいた団地がきっかけで建築物に興味を持ち、現在もデザインや構造、建築物を取り巻く文化や人の営みなどに魅了され続けています。
前職はハウスメーカーで構造設計や図面の作成を担当し、自宅のリフォームやDIYの経験も多数。
住まいを快適にするための情報を発信しています。